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はじめに

和尚のブログがすばらしいので思わず作ってはみましたが、しばらくは何も書かずじまい。
とにかく、今は日記代わりにでも何か考えたことを書いていこうと考えている。大仰なタイトルはつけたもののその答えになるような意見など今は持ち合わせていない。
 建設業界で技術開発を行って20年以上が過ぎてしまった。人生の折り返しも過ぎ、残された時間にいったい何ができるのか。
 10年近く前から、専門である土質工学の技術と他産業のリサイクルを結びつけた技術開発を行い、商売に結び付けるべく、日々奮闘しているところであるが、どうもここへ来て雲行きがあやしい。技術的には悪いものではないと自負しているのだが、事業の拡大とともにさまざまな問題が発生してきてその難しさを痛感しているところである。自分の開発した技術ということもあり、ここまではとにかくしゃにむに突っ走ってきた。本当に休みなどとることもなく、身を粉にして働き続けてきたつもり(あくまでつもり)である。事業の規模も大きくなく、個人のレベルの頑張りで何とかクリアしていけるときはそれでもよかったのだが、徐々にハードルが高くなると業務は、関係者(社内外)も巻き込んですすめていかねばならなくなる。所属、分野が異なれば、商売のやり方も違う。同じ会社であっても年代が替われば常識(少なくとも私が常識と考えること)までも変わってしまう。関係者の努力がバランスの取れたベクトルに向けられていればいいのだが、もし適当でない方向に向いていたとすれば、努力はムダとなり、関係者の間の信頼関係までも崩れていってしまう。いろいろな種類の人間が集まって技術PJをすすめていくのは本当に難しい。
 話はかわるが、林真理子が今の自分の仕事に対する熱心さ(原稿書きのための超ハードなまでの現在の勉強量)から「ああ、私は本来なら秀才タイプだったのに、ふとしたことから道を踏み外してしまったのね」(若いときから今のように勉強していれば東大もラクチンかも)と考え、自分を試すべく、英語の勉強を始めてみたそうな。結果は、やはり現在もそうした勉強はものにならず、「ああ、よかった、私ってもともと頭もよくないし、勉強嫌いだったんだ」とヘンな安心感をもったということである(「私の容積はとても小さい。だからいくら勉強しても無駄だった。過去を悔やむことはない。こう考えると少しは心がなだらかになってくる」のだそうです。)
 今の仕事に対しての頑張りで何か別のことを行ったら、すごいことができるのではないかと心の底で期待していた私もまた彼女の文章を読んで妙に納得してしまうのであった。


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